就職活動において、自己分析は非常に重要な役割を担っています。
自己分析の出来次第で就職活動が成功するか失敗するか変わってくると言っても過言ではないほどです。
しかし今まで自己分析をしてこなかったのに、急に就職活動を始めるから行おうと思っても上手くできません。
「自己分析をやらないといけないのはわかってるけど、やり方がわからない」
「自己分析の方法を知りたい」
そんな就職活動を控えた・最中の悩みを抱えた学生に向けて、自己分析のやり方を詳しく解説していきます。
最後まで読めば、質の高い自己分析ができて就職活動がやりやすくなります。
「なぜ自己分析をやるのか」を理解して取り組むと、より一層質を上げていくことができます。
業界研究・企業研究を行ったり、ガクチカを考えていく上で一番大事な項目が自己分析です。
自己分析を簡単にやりたい人は、あなたの性格に合った仕事をマッチングする2023新卒向け就活サイト【toiroworks】 を無料で使ってみることをおすすめします。
自己分析の目的とは
自己分析とは、「自分の特徴を理解するために過去の経験や考え方を整理すること」です。
主に下記の2つを求めていくことを指します。
- 就職活動の軸
- 自分自身について
なぜこの2つなのか解説します。
就職活動の軸
就職活動において、この軸をブラさず行うことが何よりも大事です。
- どんな働き方をしたいのか
- どんな仕事をしたいのか
- 自分が求める未来像
自分が社会に出て働く上で、軸を中心に考えることによって説得力が増します。
面接のときに軸が定まっていないと、受け答えでしどろもどろになったり即座に答えを出せず困ることも多いです。
また、軸に合う基準で会社選びをすると、入社後のギャップに悩むことも少なくなります。
面接時にこの就職活動の軸を聞かれる機会も多く、会社の価値観に合うかどうか見られています。
自己分析を行う際は、軸をまず置き、それに沿った深堀りをしていきましょう。
自分自身について
軸を考えるのに必要な、自分自身について知っていきましょう。
自己分析は自分を知ることで、それを言語化して面接官に伝えるツールです。
面接は短い時間で自分がその企業に合うことをアピールすることが重要です。
長々とは話せないので、簡潔に伝わるように話さないといけません。
あらかじめ自分自身について熟知できていれば、面接対策で言語化し伝わりやすいように考えていくことができます。
あくまで自分自身なので、無理に企業に合わせにいってしまうと入社後しんどくなってしまいます。
本当の自分を見つける作業が自己分析なのです。
始める時期はいつでも良い
自己分析はいつから始めたらいいの?という疑問を持つ人もいるでしょう。
「いつでも始めて良い」です。
1年生・2年生でも良いですし、履歴書を書きながら行っても良いです。
もちろん早いに越したことはありません。
早ければ早いほど他の準備をする時間も確保でき、より深く自分を知ることができるからです。
ただ就職活動が始まってからでも遅くはありません。
志望動機を書くとき、なぜその企業で働きたいのかわからない場合そこで自己分析を行いましょう。
そうすることで、履歴書を書く度に自己分析を行えるのでより「今」の自分のことがわかります。
しかし早いに越したことはないので、この記事を読んでいる人でまだ行っていないなら、今すぐにでも始めましょう。
自己分析の4つの方法
では、具体的な自己分析のやり方を4つ解説します。
「なぜ?」
基本はこれを突き詰めていくだけです。
自己分析は自分の行動・思考に疑問を投げかけ、それを掘り下げることで自分の仲中身が浮かんできます。
子供のように「なぜ?」を突き詰めていきましょう。
これに加えて、以下の方法を行っていくと、さらに自己分析が捗ります。
適性検査を受ける
web上で質問に答えていくと、性格や考え方などを分析してくれるツールがあります。
短時間で行えるので、時間がない人でも取り組めます。
初めて自己分析をやる人は、まず適性検査を受けてみると良いでしょう。
客観的にあなたの特性を判断してくれますが、あくまで参考程度に利用してください。
上記のサイトでは無料で適性検査を受けることができます。
マインドマップを作る
考え方を言葉にするのが苦手な方におすすめなのが「マインドマップ」です。
自分の頭の中の考えをクモの巣のように広げて地図を作り、深堀りしていく方法です。
放射線状に言葉をつなげていくと、自分が大切にしていることや行動原理が浮かび上がってきます。
ジョハリの窓
「ジョハリの窓」とは、自分と他人からみた自分への認識を確認するものです。
下記の図のように4つの窓を作り、自分と他人からの自分を考えてみましょう。
解放の窓は、自分と他人の評価が一致しているので、自己PRとしてアピールできます。
盲点の窓では、他人だけが知っている自分なので、新たな自分を発見することができます。
他人からみた自分が気になる人や、新たな発見をしたい人は取り組んでください。
インターンシップに参加する
自己分析の一環としてインターンシップに行くこともおすすめします。
志望業界や企業が決まっていない場合、自分がどの業界・どの職種に向いているか、興味を持つかはわからないでしょう。
そんな時はインターンシップで色んな企業に行くと、情報だけでなく肌で感じられることができます。
インターンシップについては下記の記事で詳しく解説しています。
深堀していくことが重要
上記で4つの方法を解説しましたが、重要なのはどれも「深掘り」です。
例えば、「高い給料が欲しい」という理由があったとします。
表面だけの理由だとお金にがめついイメージを持たれてしまいます。
「なぜ高い給料が欲しいのか」を深掘りし、例を挙げるなら「家族の面倒が見たい」「自分にとって家族が最優先であり、お金がないことによるストレスを抱えたくない」といった理由が出るかもしれません。
理由は何であれ、深掘りすることで言葉の重みが出て、説得力をつけて伝えることができます。
深掘りには終わりがないので、時間があればとことんまで深掘りしてみてください。
自分でも「なんでだろう?」という疑問にあたります。
自分の軸を基にしっかり考えると、唯一無二の志望理由を作ることができます。
自己分析の結果から志望動機を練ること
深掘りしていくと自分自身のことを理解することができるので、就職活動の軸も考えやすくなります。
就職活動の軸は、絶対にブレてはいけない一番大切なものです。
それを基に志望理由を考えると、なぜその企業に入社したいのか自分でもよくわかるようになります。
上手く伝えられた時、面接官にはあなたの熱意と説得力が十分に伝わっているはずです。
面接ではあなたについて聞かれます。
特に個人面接では、あなたにしか焦点がいきません。
何をどう考え、何を大事にしていて何を求めているのか。
面接官との面接という名の会話の中で伝えられるよう、自分について深く理解してみましょう。
就職活動仲間を作ろう
自己分析は一人で自分について知るものだと思われがちですが、実は他人に自分を客観視してもらうことも重要です。
他人から見た自分と自分が思っている自分との間に違いが生じている場合があります。
自分ではコミュニケーションが下手だと思っていても、他人には聞き上手な人だと思われていたり。
意外だと思うことを言ってくれたりするので、自己分析の際は他人にも自分について聞いてみると良いでしょう。
就職活動全般においても同じく仲間を作ることが大事だと言えます。
自分では知りえない情報だったり、先程の例のように手伝ってくれたり。
会場で知り合いがいれば少しリラックスすることにもなります。
全部自分一人でやらないとダメなんだ、ではなく、協力し合うことでお互いの就職活動が上手くいきます。
自己分析のまとめ
この記事では、自己分析のやり方について解説しました。
仲間を作ることで、一人の時より効率的に自己分析ができます。
協力し合って、お互いの就職活動が上手くように力を貸しあいましょう。
もちろん自分一人でやらないといけないことが多いです。
ただ自己分析においては、自分を客観的に見てくれる視点も非常に重要です。
周りに相談できる友達がいなかったら、大学のキャリアセンターに相談してみても良いです。
SNSで同じく就職活動中の人とコミュニケーションをとっても問題ありません。
それでもいなかったら、僕に相談してください。
いつでも質問は受け付けています。
一人で全部抱え込まず、誰かを頼るとよりやりやすくなります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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